『キン肉マン』(きんにくまん)は、ゆでたまごによる漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品であり、主人公であるキン肉マンの名前でもある。
集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」において、1979年から1987年まで連載された。
全387話。単行本は、ジャンプコミックスで全36巻、ジャンプコミックスセレクションで全26巻、集英社文庫で全18巻が発売されている。
第30回(昭和59年度)小学館漫画賞受賞。
ゆでたまごの初連載がこのキン肉マンであり、代表作でもある。
ストーリーは、主に現代の日本を舞台とし、人間を超越した存在である「超人」が、様々な敵とリングの上で戦うという、プロレス系バトル漫画。
日本に住むダメ超人のキン肉マン(本名 キン肉スグル)が、次々に立ちはだかる敵(怪獣、残虐超人、悪魔超人、完璧超人等)と戦っていくという筋である。
また、戦うことによって形成される友情の美しさを主眼において、単純な勧善懲悪ではない物語性を持たせている。
また、ダメ超人と人々にバカにされながらも、地球の平和を守りたいと願い続けた主人公の成長していく姿も描いている。
当初は『ウルトラマン』をパロディ化したギャグ漫画であったが、途中からプロレス系バトル漫画に路線変更して大ヒットした。
プロレスに転向してからもしばらくはギャグ色の濃い漫画だったが、中盤以降はシリアスな戦闘が中心となり、終盤になるとギャグ的要素はほとんど無くなっていった。
本作の特色として、伏線や物語の統合性などをまったく考えず、その場のノリだけを重視した荒唐無稽な展開が挙げられる。
「重い物は軽い物より早く落ちる」というガリレオ以前の物理法則や、敵のメンバーの中からいつの間にか消えていたり、メンバーに入っていたりする超人、死んだはずの悪魔超人が正義超人となって何時の間にか復活していたり、5人までの団体戦なのに6人で戦ったり、初期の頃は空を飛び、巨大化して怪獣と闘っていたキン肉マンがプロレスではその特技を使わないなど、作中には星の数ほどの矛盾があり、そのいい加減さが逆に今もなお愛される所以となっている。
また超人たちの笑い声や奇声なども見所の一つである。
なお原作担当の嶋田隆司は王位争奪編連載中、腰痛を患いしばらく休載していたが、その休載期間すらネタにしたこともある。